昨日は、出雲の大社駅で降りたという記憶が、調べてみたら勘違いで、その時期には大社駅は廃駅になっていたという事を書きました。
そんな風に奇妙な体験ではないのですけど・・・
当時は東洋一の高さを誇った高千穂鉄橋で停まって景色を見せるなど、なかなかサービス精神のある鉄道でした。
高千穂では、高齢な母が足が痛いというので、タクシーで高千穂峡等を周りました。
そのタクシーの運ちゃんが良い人で、とても丁寧に観光スポットの説明をして頂きました。
天の岩戸神社(西本宮)では、神職の人に話をしてくれて、社の裏側の天の岩戸が眺められるところを案内してもらう事ができました。
(今から考えると、充分なお礼をしていなくて、申し訳ありません)
そういえば、天の岩戸神社で、そのタクシーの運ちゃんが撮ってくれた写真は、光の加減か?光輝いているように写っていました。
で、夕刻の帰る時のことです。
そのタクシーの運ちゃんが、時計をみると、携帯で電話をしたのです。
「○○だが、今タクシーでお客さんを乗せて、高千穂駅へ向かっているのだけど、発車時間まで2~3分遅れそうだ。ちょっと待っていてくれ。」
たぶん、高千穂駅に電話したのでしょう。
結局、5分ぐらい遅れて駅に着いたのですが、しっかり列車は待っていました。
それも、一両は団体客を乗せていました。
あわてて、列車に乗ったのですけど・・・
発車を待たせてまで、一体どんな人が乗り込んでくるのだろう?というような目つきで、他の乗客から見られて、ちょっと恥ずかしかった記憶があります。
でも、高千穂という土地柄なのか、都会では考えられないサービスだったので、とても感激しました。