エスカレーターの立つ側

先日、大阪市立美術館へ「デトロイト美術館展」を見に行った事を書きました。
久しぶりに大阪に行ったので、駅のエスカレーターで、つい左側に乗ってしまい・・・前の人を見て、おっとそうだった、と思って歩いて昇りました。

そう、東京では、急いでいる人のために右側を空けて、左側に立ちますけど、大阪では逆です。

調べてみたら、大阪、奈良、兵庫あたりが右側に立つようですが・・・そのほかの地方では、左側にたつようです。
ちなみに、関西でも京都は左側だそうです。

なんでも、大阪の方が、古い時期から鉄道会社がアナウンスしていたそうで・・・理由は、世界各国の主流が右側に立っていることとか、利き手で手すりにつかまるように、ということです。

ちなみに、世界的に見ると、少数派の左側に立つのは、車が左側通行の国が多いそうで・・・人間の心理として、高速道路等の追い越し車線と関係があるという説もあります。

・・・で、最近は、エスカレーターで歩くと、ぶつかって事故になる可能性もあるとか、片寄って乗るとエスカレーターの耐久性に影響がでる、という事から、エスカレーターでは歩かないのがマナーとも言われています。

何を隠そう、私もエスカレーターで歩く事もあります。
たった数秒と言いますが・・・急いでいるときに、駅のエスカレーターで、発車に間に合って、助かった事もあるので・・・一概に歩くのは悪いとも言えないですね。

世界的に見て、片側に寄る傾向があるのであれば、それが人間の習性にマッチしているような気がするので、無理に禁止するのも、良くないように思います。

それよりも、別に急いでいないのに、歩く人が多いような気がして、気になります。
そういえば、横断歩道なんかでも、赤信号で渡ってしまう人がいますけど・・・本当に、急いでいるのでしょうか?
何か、立ち止まっていると、損をしているように感じる人がいるような気がします。
万が一、事故とか起きると、そちらの方が損になるとおもうのですけど・・・