ドローン

昨日、報道ステーションで軍事用ドローンの特集をしていました。

アメリカ本土からリモート操縦で、上空5,000メートルから、テロリストなどを判別して攻撃するシグネーチャー・ストライクだと、パキスタンでの一般人などへの誤爆は1/5になるという話には驚きました。
また、操縦士はシフト制で、ゲーム感覚でテロリストと闘い、勤務時間が終わったら家に帰って家族と夕食を食べるという生活をしているという、ちょっと不条理な世界で・・・・そのせいか、1,000人中240人が辞めてしまったそうです。
時代が変わって、戦争も変わったという感じです。

ちょっと前に、ドローンが話題になったときに、気になった事があったので書きます。

ドローン規制法に対して、ドローンの産業化推進派が、首相官邸の事件なんかは警備の問題であって、ドローン自体が悪い訳ではない、と批判しています。

そもそも、最初に書いた軍事用ドローンなんかを考えれば、法律なんかで規制できるわけはなく・・・
そんな軍事用のドローンでなくても、テロリストや外国のスパイなどに対しては、法規制なんかはほとんど無意味と言えるでしょう。
このような時代の進歩に対応できるように、もっと根本的に警備の対策をたてる必要があると思います。

つまり、ドローン規制法は、一般市民が市販の機種を使ったような事態を念頭に置いているものと思います。
ちょうど、交通事故のような、ドローンの落下による事故とか、プライバシーの侵害なんかの規制であって、まったく無意味とはいえないですけど、誰から何を守るための法なのか、明確でない気がしています。

ドローンを規制している立て札も多く見かけますが・・・目的は、警備なんでしょうか?誰から何を守るためなのか?よく判りませんね。
それとも、写真撮影禁止とそんなに変わらないレベルなんでしょうか?

そういえば、以前、TV番組で、知識人の方がドローンとはオスのミツバチのことで、低い太い音がオスのミツバチの音ににているからだと言っていましたが・・・
オスのミツバチって、働きもせずにほとんど巣にいるのではなかったっけ?と思いました。
オスのミツバチの飛ぶ音なんて、聴く機会がほとんどないはず・・・
で、調べてみたら、一生に一度、女王蜂と交尾するときだけ、空を飛ぶそうです。
聴くことはできそうですが・・・・この状況だったら、女王蜂の羽音の方が大きいような気がします。

ドローンの語源には諸説あり、確かにその音がオスのミツバチの音に似ているというのもあるのですが・・・
どうも、第1次大戦後に開発された標的機「DH.82B Queen Bee(女王蜂)」に対して、ドローンと名付けられたというのが、正解のような気がします。
現在市販されているドローンと違って、当時のドローンは無人というだけで、有人の飛行機とそんなに変わらない構造のため、そんなに特徴的な音を出したとは思えないです。

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