水郷

今日は、天気が良かったので、亡き父のお墓参りに行ってきました。
車を新しくしたのに、週末の買い物にしか使っていなかったので、ちょっと別の所に行ってみたかったのです。

ところで、今日のNHKブラタモリ」は”ちばらき”を取り上げていました。
現在の我が家はは東京ですが・・・実は、亡き父の出身は”ちばらき”でした。
ちなみに母は都心の出身で・・・二人は通っていた東京の大学で出会ったのです。

さて、父の実家が”ちばらき”の何処かというと・・・まさに、番組で取り上げていた、江戸時代に中州を干拓してできた水郷地帯です。
もっとも、父方の祖父母は私が産まれる前に亡くなっていて、伯父が相続していたため・・・私は、小学校の頃、一回だけしか父の実家へ行った事がありません。

記憶では、かなり大きな農家で・・・周囲は広大な田圃が広がっており、すぐ横に大きな用水路が流れていていました。
番組で、用水路は物資の運搬に使われていたと話していましたが・・・その家にも舟が何艘もあり、伯父が利根川まで行ってウナギを捕ってきてくれました。

また、番組によると、現在、神宮と呼ばれる神社はいくつもありますが・・・延喜式に載っている「神宮」は3つだけ・・・伊勢神宮以外は、霞ヶ浦を挟んで鎮座する鹿島神宮香取神宮の2つ・・・古来から、この辺りは日本の重要な宗教および軍事拠点だったそうです。

実は、子供の頃、父の実家で見た広大な田圃や用水路が縦横無尽にめぐらしてある水郷の光景・・・大人になって似た光景を見て驚いた事があります。
それは、出雲大社から出雲空港までタクシーで行った時のこと・・・運転手によれば、あの辺りも水郷と呼ばれているそうです。

父の実家辺りは、江戸時代に干拓されたようですが・・・日本を代表するような大きな神社の近くに、似た光景が広がるというのは、ちょっと不思議ですね。