昨日の紹介した有栖川宮記念公園都立中央図書館の裏手ですが、写真で見ると本格的な渓谷に見えますが、実際はそんなに大きくなくこじんまりしています。
そして、渓谷の短い距離の間に、様々な形の橋が架かっています。
これによって、両岸に行ったり来たりできるし、流れを上から眺めることもできて、いい感じです。

我が家のそばにも川が流れていて橋がかかっています。
私が子供の頃は、未だ木造の橋で・・・
その頃は、「くまのプーさん」の本で、プーさん達が棒投げ遊びをする挿絵の橋に似ていると思っていました。

そんな風情のある橋でしたが、台風とかの日は増水して危険でした。
そして、対岸は少し低地になっていたため、洪水の水が溜まってしばらく通れなくなる事がありました。
この橋を通る道は駅へ行く道だったので、橋が通れないと凄く遠回りして行かなければならず、もの凄く不便でした。

しばらくして、小学校低学年の頃に、河川の護岸工事とともに、コンクリートの橋に架け替えられました。
そして、遠回りをすることもなくなり、とても便利になりました。

今でも、台風とかで川が増水した時には、昔を思い出して、橋に感謝しています。
もちろん、橋を造ってくれた人にも、ですね。

今の橋が何代目かは知りませんが、昔は木の橋も無かったはずなので・・・
初めて橋がかかった時は、きっと付近の人は、遠回りをしなくても良くなって喜んだと思います。

そういえば、この橋を通る道も、子供の頃は舗装されていなかった記憶があります。
そのほかにも、子供の頃はトイレはくみ取り式で、小学生の頃に下水が整備されて水洗になりました。
水道はありましたけど、たまに断水して、給水車が来た記憶があります。
(井戸もありました)
ガスや電気は無い時代の記憶はありませんが、もちろん、昔は無かったのでしょう。

そう考えると、今は当たり前のように思っていますが、道路、水道、下水、電気、ガスなんかも昔の人たちが作ってくれたもので・・・・
今、便利に暮らしているのは、それらの人々に感謝しなければいけないのでしょうね。
(もちろん、メンテナンスをしている方にも感謝です)
はたして、自分がそれだけの恩恵を受けるだけの者なのか?なんて思ってしまいます。

なにはともあれ、昔から変わらず、橋の上から眺める風景は好きです。