ローリング・ストーンズ

昨日は、ミック・ジャガーが老けないということを書きました。
一応、ローリング・ストーンズは来日するたびに、見に行っています。

昔は、ローリング・ストーンズのコンサートを見るなんて無理だと思っていましたので、考えてみればなんと恵まれているのでしょう。
もっとも、1973年の来日公演中止騒動については、ほとんど覚えていません。
でも、来日許可がおりなかったことは知っていました。

そんなわけで、映画館で、1981年のツアーを映像化したハル・アシュビー監督の「Let's Spend the Night Together」を見た時は、そのコンサートの豪華さやセットの規模の大きさに度肝を抜かれました。
それは、単なるコンサートというだけでなく、エンターテイメント・ショウとしても素晴らしいものでした。
そして、いつになったら日本でこんなに凄いコンサートが見れるのだろう、と思ったものです。

でも、ミック・ジャガーキース・リチャーズの仲が悪くなって、その後しばらくライブ活動を休止してしまいます。
そして、1990年になって、やっとツアー活動が再開されたのですが、なんとそのツアー予定には日本公演も含まれていたのです。

これはぜひ見たいと思ったのですが、大物の初来日というか、再来日があるかどうかも不明ということで、日本中が盛り上がっていたので、チケットの入手が難しそうでした。

当時は、プレイガイドでチケットを購入する形だったので、未明のうちから近所のプレイガイドに並びました。
(既に、都心の大手プレイガイドでは、大勢が並んだため、前夜のうちに整理券が配られたという話でした)
私が並んだときには、小さなプレイガイドということもあり、もう大勢並んでいたので、チケットは買えないかも・・・と心配しながら、ずーと我慢して並んでいました。
(冬だったので、凄く寒かった事を覚えています)

・・・で、S席は手に入らなかったのですが、A席を入手することができました。
私より後に並んだ人のなかには、プレイガイドの人に、涙ながらに「○時間も並んだのに買えないなんて」と訴えていた人もいました。
そのくらい、チケット入手が困難だったのです。

A席だったので、あまり期待していなかったのですが、2階席の前の方で、キース・リチャーズ側だったので、意外と良く見えました。
そして、初めてみるローリング・ストーンズということで、大感激し・・・
そのスペクタルなセットや花火などの仕掛けの凄さに、困難な思いをしてチケットを入手しただけの価値はあったと思いました。

昨年で、ローリング・ストーンズの日本公演も6回目となり、そんなに感激することはなくなったのですが・・・
今考えると、再来日の時はビル・ワイマンが脱退してメンバー4人になっていますので、在籍している間に見れて良かったです。

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1990年ローリング・ストーンズ来日公演プログラム

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映画「Let's Spend the Night Together」(松竹富士株式会社配給) プログラム