偉大なるライヴ

昔はローリング・ストーンズといえば、不良の代名詞といった感じでした。

最近では、進研ゼミのCMでも曲が使われていますので、世の中、随分と変わったな、という感じです。
もっとも、私より上の世代はビートルズでさえ、不良と言われていたそうですが・・・

そんなこともあって、私も、最初はそんなにローリング・ストーンズが好きではありませんでした。
ビートルズの曲は判り易かったのですが、ローリング・ストーンズの曲は、サティスファクション等の一部の曲以外は、とっつき難かったのです。
でも、デッカ時代のアルバムが¥1,500と安くなったので買って、じっくり聴いてみたら凄くよいのです。
ちょっと大げさに言うと、ビートルズの曲が耳で聴くという感じなら、ローリング・ストーンズの曲は心で聴くという感じがしました。
そこで、デッカ時代のシリーズを全部揃えてしまいました。
そのうち、ローリング・ストーンズ・レーベルの物が、ワーナー・パイオニアから東芝EMIへと販売が移ったのをきっかけに\2,000となったので、こちらのシリーズも揃えてしまいました。

唯一、廉価盤になる前のワーナー・パイオニア時代に購入したのが「感激! 偉大なるライヴ」というアルバムです。
その頃は、未だそんなにローリング・ストーンズが好きでなかったので、単に有名な曲が多く聴けるというだけで購入しました。
このアルバム、現在は原題の「ラヴ・ユー・ライヴ」という名前に変わっていますので、今となってはちょっと珍しいかもしれません。
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「感激! 偉大なるライヴ」 ローリング・ストーンズ ワーナー・パイオニア

そういえば、ブライアン・ジョーンズの遺作「ジャジューカ」も、当時は「イン・マジカル・モロッコ」という邦題でした。
ちなみに原題は「Brian Jones Presents the Pipes Of Pan At Joujouka」といったもので、既に、ブライアン・ジョーンズが亡くなっていたのに、後に設立されたローリング・ストーンズ・レーベルから発売されたところにメンバーの友情みたいなものが感じられますね。
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「イン・マジカル・モロッコ」 ブライアン・ジョーンズ 東芝EMI