地下鉄サリン事件

代官山近くの旧山手通りを歩いていたら、西郷山公園に綺麗な桜が一本だけ満開に咲いていました。
目黒川沿いの桜並木は未だ蕾なのに・・・と思って、ネットで知らべたら河津桜だそうです。

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こんな風景を見ると心がなごみますね。

20年前の今日は地下鉄サリン事件が起きた日という事ですが、20年前も事件が起きる前はこんな穏やかな感じの朝だったのか・・・記憶がさだかでありません。

幸いなことに、私のまわりには被害に遭った人はいませんでした。
(被害に遭われた方は、本当にお気の毒でした)
私は当時、内幸町近くの職場に勤めていましたが、朝早く出勤していたので影響はありませんでした。
最初は、職場の電話が鳴って、同僚の一人から「ガス漏れ事故で電車が停まってしまったので、出勤が遅れます」という連絡があったのです。
それで、既に出勤していた誰かがテレビを点けたら、ガス漏れ事故のテロップが流れていました。
そのうち、だんだん電話が鳴りだして、同僚の多くから出勤に遅れるという連絡が入ってきて・・・
結局、未だ出勤していない全員から連絡があり、ガス漏れの被害にあった者はいないことが確認できました。

やがて、テレビで現場の中継が流される頃には、遅れていた同僚も到着しだしてきて、職場も落ち着いてきましたが・・・・
少し経って、サリンが撒かれたようだという報道が流れると、今度は同僚の家族から、安否確認の電話が沢山かかってきました。
そんな感じで、あまり仕事にならなかった一日だった記憶があります。

その後も、事件があった駅を通るときは、なんとなく嫌な感じがしたものでしたが、月日がたつうちに薄れてしまいました。
しかし、世の中の地下鉄サリン事件の記憶は薄れてしまってはいけないと思います。
二度とこんな事件が起こらないように、何故オウム真理教に優秀な若者が多く入信し、その教団が暴走してしまったのか、原因を追及する必要があります。
決して、事件の実行犯等を死刑にするだけで解決にしてはいけないと思います。