ファイヤーバードⅦ

先日、書きましたように・・・土曜日に母を車椅子から抱えた時に右の腰を痛めて、なかなか治りません。
通勤時も結構辛かったり、痛みのせいで熟睡もできず・・・気分が今一つです。

そんな感じで、今日は書くネタが思い浮かばないので・・・例によって、ギターの話です。
それも、個人的に好きなギブソン・ファイヤーバードについての小ネタです。

オールドのギブソンのファイヤーバードⅦって、レアな存在だという事は、意外と知られていません。
リバースモデルとノン・リバースモデルを使っていたローリング・ストーンズブライアン・ジョーンズキース・リチャーズ、CSN&Yのスティーブン・スティルスそしてエアロ・スミスのジョー・ペリーなんかも使っていたり・・・結構、目にする事が多いのですが・・・製造本数は388本(リバースモデルが約250本、ノンリバースモデルが約150本)です。

ちなみに、オーナー・リストが作られたほどレアな存在で有名なギブソンエヴァリー・ブラザース・モデルの製造本数は488本なので・・・それよりも100本少ない事になります。
もちろん、エヴァリー・ブラザースは単一モデルなのに対して、ファイターバード・シリーズの一つのグレードに過ぎないので、単純に比較はできませんけど・・・入手するのが困難だという事には変わりありません。

何故、ファイヤーバードⅦが、あまり作られなかったのか?というと・・・ファイヤーバードⅤに比べて高価なくせに使いづらかったからだと思います。
ただでさえ、ファイヤーバードのコントロールの配置は特殊で紛らわしいのに、セレクターのセンター・ポジションが、フロントとセンターのミックスなので・・・演奏中に操作するときに、頭が混乱してしまいます。
そして、現在考えられているより、当時はファイヤーバード・シリーズ全体が不評で、製造本数が少なかったため、相対的にファイヤーバードⅦは、レアな存在になってしまったのです。

もっとも、結構、見た目はカッコ良いし、音も良いので・・・見つけたら、ラッキーだと思います。
レスポール・スタンダードとレスポール・カスタムの評価同様に、市場ではファイヤーバードⅤの方が人気があるのですが・・・レスポールと違って、サウンドにほとんど差はありません・・・人と違ったギターを望むなら、ファイヤーバードⅦの方がお勧めです。

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ギブソン ファイヤーバードⅦ 1963年製
未だピックガードに鳥の絵が無いノーバードといわれるタイプ、ネックも未だ2ピースです
ちなみに初年度(1963年)の製造本数は僅か20本

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ギブソン ファイヤーバードⅦ 1964年製
当時のカラーチャートにはブラックは無かったので、古い時代にリフィニッシュされたと思われます

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ギブソン ファイヤーバード 1965年製
未だリバースモデルのピックアップを搭載していた時期です