監視社会

駅のそばのATMにお金をおろしに行ったら、機械の上にお財布が置き忘れてありました。

とりあえず、お金をおろしてから、どうしようか?と思ったら、横の受話器が目に入ったので、とりあえず取ってみました。

オペレータが出たので、「財布の忘れ物です」と言ったら「どこそこの1号機ですね」と言われ、いくつかのやり取りの後「そこには係員がいないので、近くの交番に届けてください」と言われました。

 

で、交番に届けたところ、謝礼などの権利を放棄しますか?と訊かれたので、面倒なので放棄したのですが・・・一緒に中身を確認してくださいと言われ、十数万円の現金以外に、クレイジットカード類や会員証など沢山出てきて、きっと忘れた人は困ってすぐに申し出てくると思います。

 

そういえば、ATMのオペレータとの話の途中で、「黒い革の二つ折りの財布ですね」と言われたので、おそらく監視カメラでこちらを視ていたのでしょう。

もしネコババしたら、直前のATMの履歴から私が盗んだのがバレていたところでした。

 

最近は、監視カメラによって犯罪者が捕まるケースもありますが、先日のJR東日本による顔認識技術のニュースなど、プライバシー的にも問題がありますね。

一説によると、店舗入店時の体温計測機にも顔認証機能が組み込まれているとか・・・安易に体温測定もできないですね。

 

監視カメラを使っての顔認証技術による監視社会というと、既に中国では行われていると言われます。

最近、習近平指導部による文化大革命の再現なんて事を言われていますが・・・中国の規制の強化が目立ちます。

 

今、問題となっている恒大グループの危機も、借金をしてまで不動産を購入する人が増えすぎた投機目的に対する規制が原因だし・・・停電が多発する電力不足も、環境を意識した石炭火力発電に対する規制が原因です。

この傾向が続けば、中国経済の失速の恐れもあるとか・・・もちろん、世界経済への影響もあります。

 

また、女優やアリババへ対する締め付けなど、贅沢へ対する批判的な立場等・・・あるいは、以前の香港へ対する弾圧など、自由な活動も統制が強まっています。

上記で書いた、顔認証を使った監視社会も強化されそうだし、中国の市民生活はどうなってしまうのか恐ろしいです。

 

このような傾向は、習近平の一強支配の影響と言われています・・・一強と言うと安倍一強を連想しますが・・・岸田自民党新総裁も安倍元首相の傀儡という人もあり・・・日本も対岸の火事と思っていられないですね。