東京がまん延防止等重点措置になってから最初の週末というのですけど、私の周囲では、ほとんど変わりが感じられませんね。
どうも緊急事態宣言に似ているけど、対処としてはその下にあたるという感じがするのが良くないと思います。
というか、関西で感染拡大しているので、三度目の緊急事態宣言も検討なんていう話もありますが・・・はたして、まん延防止等重点措置から緊急事態宣言に代わって、どれだけ効果があがるのか?疑問に思ってしまいます。
なんか、変異株だと感染率が上がるだけでなく、重症化率も上がり、さらに発症から重症化するまでの期間も短くなっているなんていう話もあります。
さらに、若者でも重症化するし、後遺症の一つに生殖能力が落ちるなんていう事も言われています。
現状を考慮すると、二階幹事長がオリンピック開催を断念するという選択肢について述べていましたが・・・聖火リレーも行っているし、政府はよほどのことが無い限り強硬開催するつもりなのでしょう。
そういえば、菅首相はオリンピックについて、以前は「コロナに打ち勝ったとして開催」と言っていたのに、今日のバイデン大統領との会談では「世界団結の象徴として開催」に代わっていました。
我が国のワクチン接種の遅れなどを考えると、既に、オリンピックまでには、コロナに勝てないと諦めているのでしょう。
思えば、変異株については、かなり前から想定されていたのに、ほとんど有効な対応をしていなかった気がします。
政府は、「早め早めに・・・」、「早急に・・・」、「全力をがあげて・・・」なんて言葉を言っているけど、その対応は後手後手で、迅速さや真剣さが感じられないのはなぜなんでしょうか?
特に気になっているのが、事態が悪化してから対応するという点・・・予測して事前に対応するという事が何故できないのでしょうか?
変異株に対応した病床の確保は後手にまわっているし、ワクチンの入荷遅れや6回接種注射針などについても、かなり前から指摘されていたのに、事前に真剣に対応した形跡がありません。
ひょっとしたら、この政府は、「どうにかなるさ」という楽観的感覚なのではないでしょうか?リスク管理という観点からみると、最低レベルに感じられます。
はたして、オリンピックはどうにかなるのでしょうか?