デフレ脱却

今日の、テレ朝の「ビートたけしのTVタックル」は、「“平成”から新元号へ!ご祝儀相場で超好景気に!?2019年大胆予想SP 」という特集でした。
もっとも、番組の内容は、超好景気という予想に、疑問を覚えるものでした。

超好景気と予想したエコノミストの武者氏に対して、他の番組出演者の反論の方が、なんとなく正しそうな気がしました。
武者氏によれば、物価上昇率はプラスなので、すでにデフレは脱却しているとか・・・しかし、番組後半で、注目の業界はアパレルの「高機能低価格」という空白の市場だなんて話している事を考えると・・・やはり、今後も低価格路線が続きそうな気がします。
高価格な商品に対して、消費者の財布が緩まなければ、インフレにはならないのでしょうか?

オリンピック特需といっても、これまでの開催国では、オリンピックの1年前がピークという指摘もありました。
現状では、確かに、スタジアムなど建設関係は特需になっているかもしれませんが・・・世間一般的には、どうなんでしょうかね?
あと、オリンピックを視るために4K8Kテレビが特需になるという予想もありますが・・・高画質で視たいコンテンツの中で、スポーツ番組って、そんなに優先順位が高いのか?という気もします。

そういえば、消費税増税前の駆け込み需要という点について、一般に高額商品と言われていますが・・・実態は、増税後にその分値引きしたりするので・・・値引きの無い商品が良いなんていう話もありました。

ちなみに、武者氏の言葉で、なるほどと思ったのは「企業価値の実態があるのに、著しく株が割安に放置されている」ということ・・・確かに株価という面で見れば、米中摩擦などで不安な要素がありますが・・・配当金という面で考えれば、預貯金の利息なんかよりも率が良いという考えかたもあると思います。
もっとも、株の長期保有は、貯金するのと変わらず、消費が増えないため、インフレにはならない気がします。

なにはともあれ・・・昨日も書きましたが、ヴィンテージ・ギターの市場は、とっくにデフレ脱却して急激なインフレ状態ですね。