多大な期待

今日は、仕事始めだったので、まだ若干風邪気味でしたけど・・・頑張って、出勤しました。
やはり、世間的には休みの人も多いみたいで、通勤の電車も空いていて座れるほどでした。

職場では、現在は保守担当なので、点検や故障対応で出勤している人が多かったですけど・・・去年まで在籍していた設計担当は、開店休業で2~3人しか出勤していませんでした。
熊本の地震九州新幹線が止まったため、戻って来れないなんて人もいたそうです。

そういえば、昨日は、箱根駅伝の事を書いたのですが・・・箱根駅伝の発案者であり、大河ドラマ「いだてん」の主人公である金栗四三氏も、熊本出身でした。
なんか、最近NHkでは、大河ドラマの番宣のような番組も多いので・・・事前知識が増えてしまいますね。

ところで、金栗四三氏はオリンピック選考会で、当時の世界記録を20分以上上回る記録を出したそうですが・・・本番のストックホルム・オリンピックでは、体調不良のため途中でコースを離れて倒れてしまい、行方不明扱いとなったそうです。
で、ストックホルムオリンピック55周年記念式典に招かれた時に、ゴールインしたという扱いとなり、記録は54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3だったとか・・・

金栗四三氏は、日本人初のオリンピック選手であり、多大な期待を背負っての出場だったのも、体調を崩す要因の一つだったのではないでしょうか?
そういえば、東京オリンピック銅メダルの円谷幸吉氏なんか、周囲からのメキシコオリンピックでのメダル獲得の期待から、オーバーワークで体調を崩し、自殺してしまいました。
その遺書には、「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」と書いてあったとか・・・

どうも、昔から、日本の大衆は、金メダル確実とか、多大な期待をかけすぎてしまうようで・・それが、選手へのプレッシャーになってしまうみたいな気がします。
もっと、国とか勝敗に関係なく、競技を楽しみ、頑張る選手を応援したいものです。
マスコミも、選手のプレッシャーにならないように、取りあげ方に注意した方が良いのではないでしょうか?
もっとも、最近の若い選手は、あまり日本代表とかにプレッシャーを感じない人も増えているみたいですが・・・