昨日は、比叡山への旅行の様子を紹介しました。
宿坊へ泊って、朝のお勤めへの参加など、貴重な体験もできて、とても良かったです。
これも何かの縁だと思ったので・・・この小さな像も延暦寺に連れていってあげたいと思ったのです。
もっとも、延暦寺のホームページには、伝教大師の亡くなる前に述べた言葉として「私のために仏を作ってはなりません。私のために経を写してはなりません。私の志を述べなさい。」とも書かれていたので・・・伝教大師像というのは、本人の意思に反しているのかもしれませんね。
ちなみに、亡くなる前に述べた言葉として、「私はいくたびもこの国に生まれ変わって、仏教を学び、一乗の教えを弘(ひろ)めようと思う。私と心を同じくするものは、道を守り、道を修行し、あい思ってその時を待ってほしい」というのもあるそうです。
なんか、本来の仏教の輪廻転生に近い考えで、悟りをひらいて仏になる事を望んでいないという、控えめな態度が好ましいですね。
伝教大師像
伝教大師像の裏
「傳燈」 比叡山開創一千二百年記念写真集刊行会