用水路に落ちた事ありますか?

日曜日に放送されたテレ朝の「ビートたけしのTVタックル」は、日本全国巷の大問題SPというものでした。
タイトルが変わっても、今週の国民が怒っているニュースと同じパターンのようでした。

取り上げられたのは、やはり3つの問題だったので、時間の関係から、ひとつの問題について深く議論する事はありませんでした。
もっとも、今回取り上げられた問題は、転落多発の危険な用水路の問題、河川敷迷惑者の問題、撮り鉄の酷すぎるマナー問題という事で、比較的軽めな問題だったため、深く議論するのは難しかったかもしれません。
もちろん、これらの問題で困っている人はいるのだと思いますが・・・なんとなく、お茶を濁されたような印象を受けてしまいました。

ちなみに、用水路といえば、私が子供の頃は、近くに沢山の用水路がありました。
番組では、岡山県で用水路への転落事故が多発しており・・・田んぼが多い農地だったところへ宅地化の波がおしよせたためだと要因分析をしていました。

それは、半世紀前の我が家の周辺の状況と同じだと思われます。
当時は、我が家は新興住宅地だったので・・・周囲には未だ田んぼが広がっていました。
そんな訳で、子供の頃には、用水路を飛び越えたりして遊んだ記憶があります。
もちろん、用水路に落ちた事も何度もあり・・・さすがに、用水路に落ちて亡くなったという人の話は聞いた事がありませんが・・・自転車で走っていて用水路に落ちた人も沢山いました。

番組の出演者が言っていましたが・・・かつては、落ちた人は、自分が悪かったと思っていただけで・・・現在のように、防護柵を設けないから、自治体に責任があるなんて言う人はいませんでした。
もちろん、老人や子供などを守る事は大切ですが・・・現在の状況は、ちょっと過保護な気もします。
防護柵で用水路に入れなくするよりは、ちょっと危険ですが、子供たちが用水路で遊べる方が良いのではないでしょうか?
そんな過保護の環境で育った日本人は、海外に行った場合なんかに、自分の身を守る事ができなくなってしまうのではないか?と、かえって心配になってしまいます。