ピアノは高価なのか?

昨日は、NHKブラタモリ」で取り上げられた白金界隈について書きました。
以前、白金の職場に勤めていたので、かなり懐かしかったです。

昨日、「ブラタモリ」に続いて放映された「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、ピアノが何故高価なのか?ついて述べられていたので・・・ギターと違って、ピアノについてはほとんど知らないため、こちらも、興味を持って拝見しました。
ヤマハの工場を取材していて、高価な理由として、工程が多くほとんど手作業で作られてると言われていました。

ヤマハのピアノと言えば、欧米のピアノに比べて、工業製品に近い作りだと思っていたので・・・それでも、手作業の部分が多い事に驚きました。
ちなみに、ギター同様に、欧米のピアノは造りがラフな部分が多いのですが、素晴らしい音色を持っているため、人気が高いようです。

そうえいば、昔、地方から上京して音楽関係の学校に通っている女の子を知っていましたが・・・どうしても、欧米のメーカーのグランド・ピアノの音が欲しかったので、バイトして購入したそうで・・・部屋のスペースからベッドを諦めて、寝る時はピアノの下に布団を敷いて寝ているなんて言っていました。

番組では、普及版の115万円程度のピアノとコンサートホールで使われる1,900万円程度の高級ピアノのを弾き比べて、音の違いについて語っていました。
聴覚上も明らかに違っていましたが・・・科学的に分析して、余韻の長さや倍音の多さが異なっているそうです。
もっとも、この違いについて・・・高級ピアノはボディが長い事を述べていましたが・・・もちろん、それだけでは、これだけの価格差になるとは思えません・・・ギター製造と同様に材質や製造工程の違いなんかもあると思います。

そういえば、ピアノを組み立て終わった後のシーズニングについても・・・世界各国に輸出するので、その場所の気候に合わせるためと説明していましたが・・・それだけだったら、国内で使う物にはシーズニングが必要ありませんね。
塗装や接着剤を完全に乾かしたり、組み上げた各部にかかるテンション等を馴染ませるためではないでしょうか?

ところで、番組の出演者たちは、ピアノが高価だと驚いていましたが・・・クラッシックの楽器では、数千万円はザラなので・・・そんなに高価だとは思いません。
そういう意味では、ギターはオリジナルのマーチンD45とか、バーストのレスポールのような一部を除けば、未だ安いので・・・ヴィンテージの価格高騰が激しいなんて文句を言ってはいけないですね。