騙さない方が良いですよね

江東区のマンションで発生した、いわゆる「アポ電強盗殺人事件」の容疑者3人が逮捕されました。
何でも、多くの防犯カメラの映像から犯人を割り出したそうで・・・街中に張り巡らされた防犯カメラによって、捜査の形も変わってきているのかもしれません。

アポ電といえば、先日のテレ朝「ビートたけしのTVタックル」でオレオレ詐欺について取り上げていました。
以前、同番組で詐欺に対する対策に出演していた、俳優の斎藤陽介さんがオレオレ詐欺に騙されて100万円の被害を受けていたそうです。

他の出演者から、あれだけ手口を勉強していたのに?と言われていましたが・・・いざ、自分の事となると、冷静に判断できなくなってしまうそうです。
ちなみに、電話の声で判らなかったのか?という問いに対して、斎藤陽介さんは、最初に電話を受けた奥さんから「次男からの電話よ」と言われて受話器を渡されたので、疑わなかったそうです。
次男がいる事など、事前に調査されていた可能性もあるとか・・・
騙された高齢者の話を聞くと、なんで簡単に騙されるのだろう?と思ってしまうのですけど・・・標的型メールなんかと同様に、意外と、自分の事となると、冷静に判断するのは難しいのかもしれない、と思ってしまいました。

そういえば、斎藤陽介さんの場合、最初の電話では200万円必要だと言われたのに、家にそんなにお金があるわけないだろう、と言ったら100万円でもいいとディスカウントしてきたそうです。
お金があると言えば、値を吊り上げ、無いといえば、値を下げる、というのも詐欺の特徴だそうです。
今回の、アポ電強盗殺人事件でも、事前に大金がある事をアポ電で確認していたと言われ・・・とりあえず、家にお金がありそうな事は言わない方が良さそうですね。
もっとも、斎藤陽介さんも銀行でおろして渡したというので・・・自宅にお金がなくても、騙されるのでしょうけど・・・銀行で詐欺だと気づく事もあるだろうし・・・少なくとも、強盗にあう事は防げそうです。

それと、斉藤陽介さんが言っていましたけど・・・「騙す方になるよりは、騙される方が良い」というのは、心情的に判りますけど・・・人が良いと、何度でも騙されるようで・・・裏の社会では、騙されやすい人のリストも出回っているなんていう話もあります。
それに、本当に騙す側の人の事も考えれば・・・それ以上悪事に手を染めないようにする方が、騙す人のためにもなるので・・・騙される方がマシなんて言わずに、騙されないように注意するのが、正しい心がけだと思います。