高齢者の仕事

昨日は、認知症の原因の一つとして、コレステロール値を薬で低く抑えすぎているという説について書きました。
その他にも、色々な説がありますが・・・単に高齢化が進んだから認知症が増えたというには、発症する割合が多いような気がして、なにがしか現代日本人の生活習慣に要因があるような気がします。

今日の、NHKの「所さん!大変ですよ」では、シニアの求人が増えているという話題を取り上げていました。
そういえば、認知症予備軍と診断されても、毎日、仕事などなにがしかの活動をしていると、あまり症状が進まないという事を聞いたことがあります。
そういう意味では、シニアの求人が増えるというのは良い事なのかもしれません。

番組では、お菓子の工場で増産するために、朝5時からの勤務する従業員として、60歳以上の方を募集した例を取り上げていました。
年寄りは朝に強いので、朝が苦手な若い人より効率的だとか・・・中には、始業の1時間前には出勤して、従業員同士でおしゃべりしているという人もいて・・・家で無駄に時間を過ごしているより、ずっと有意義だそうです。

その他にも、シニア世代の消費が拡大しているので、好みが理解できる、シニア世代の販売員を雇ったりするケースもあるようです。
また、料理店でシニア世代のコックを雇うケースもあるとか・・・なんでも、同じコックとしての経験年数でも、若いコックが調理するより、年配のコックが調理する方が、美味しそうな印象をお客に与える事ができるからだそうです。
さらに、日本では僧侶が減って、地方では廃寺が増えているので、定年退職した人が、そのようなお寺の僧侶になるというケースも・・・個人的には、こんな老後も、ちょっと良いなと思ったのですけど・・・信仰心が乏しいから駄目ですかね?

いずれのパターンでも、仕事をしているシニア世代の方が、笑顔で生き生きしているのが印象的でした。
なんか、現役世代であくせく働いていた時よりも、仕事を楽しんでいるような感じで・・・こんな風に過ごしていれば、認知症が進行しないというのも判るような気がします。