サウジアラビア国王来日

すでに、次の訪問国へ行ってしまったようですが・・・サウジアラビアのサルマン国王の来日が話題となっていましたね。
到着時の特注のタラップも話題となり、その豪華さが注目されました。

1000人を超える随行者がいるという事で、ホテルやハイヤー等もオイルマネーによる特需で沸きました。
安倍首相も、経済協力や安全保障等で満足する会談ができたようです。

そして、王族と玉の輿の可能性もあるという事で、一部の女性たちも色めき立ったとか・・・

ところで、どこでも報道しないのが不思議なのですが・・・親米国家という事で、アメリカが大目にみていますけど、サウジアラビアという国は、人権問題で世界から非難されているという事実があります。

そもそも、国王という事からも判るように、民主主義国家ではなく絶対君主主義国家です。
そして、その国名はサウード家によるアラビアという意味で、政治は一族によって支配されているのです。
また、法律はコーランによるイスラム法で統治されており、法を犯せば、首切りによる死刑、手首切断、陰茎切
断、鞭打ちなどの刑が執行されます。

つまり、最近は少し改善されたようですが・・・古い遊牧民族の部族社会の仕来たりがそのまま残っているようで・・・男尊女卑の差別もあり、国民と外国人(特にスンニ派以外の宗教を信じている人)の間にも扱いに違いがあります。
ちなみに、裁判は通訳無し、アラビア語のみで行われるそうなので・・・これも、外国人には不利ですね。

はたして、こんな国でも、玉の輿になりたいのでしょうか?
お金があれば、良いのでしょうか?

もちろん、彼女達に限らず、私たちも、お金や石油欲しさに、サウジアラビア国内の人権問題に目をつむっても良いのでしょうか?