舛添都知事の辞任について

ついに、舛添都知事が辞任しましたね。
これで、2代に渡って、政治とカネの問題で任期途中で辞任という形になりました。

以前も書きましたが、個人的には舛添さんのやったことは、そんなに大した事だとは思っていません。
もちろん、褒めた事では無いのですけど・・・そのうち、聖人君子でなければ、政治家を出来なくなってしまうのではないか?と、思ってしまいます。

人間なのだから、政治能力が高ければ、小さな欠点は目をつぶっても良いような気がします。
むしろ、完璧な優等生タイプではない方が、庶民の気持ちを理解できそうな感じもします。

こうなると、次の候補者も、かなり遡って調べられる事が前庭となるので・・・名前が挙がっても、迂闊に立候補できない人もいるのではないでしょうか?

どちらかというと、舛添都知事より、先日不起訴になった甘利前経済再生大臣の方が、よっぽど質が悪いと思うのですが・・・なんか、マスコミの取り上げ方と世論の影響が大きいような気がします。

そういえば、次の都知事は誰が良いか?という問いに、猪瀬前都知事の名前をあげる人が、意外と多かったですが・・・猪瀬前都知事のやった事も、舛添都知事より質が悪いように思うのですが・・・皆さん、もう忘れてしまったのでしょうか?

おそらく、舛添都知事自身、当初は、そんなに問題だと思っていなかったので、答弁が上から目線で誠意が感じられなかったため、印象が悪くなったのではないでしょうか?
結構、市民は敏感で、この人は信用できないな、と感じて・・・それで、一気に世論が辞任を望むようになってしまったのだと思います。
そして、マスコミも、この人は信用できないな、と思ったから、過去の行状も調査するようになってしまったような気がします。

そう考えると、最初の対応が重要だったような気がします。
まぁ、先ほど上から目線と書きましたが、思いあがっていた気持ちがあったから、それが出てしまったのかもしれませんね。
なんか、最後は周りからも見放されたみたいで、それも人間性の現れなのか?なんて・・・私も、普段からの心がけが良くなければいけないなぁ・・・なんて、思っています。