今日視た感じでは、三谷監督らしい演出で、なかなか面白そうな感じです
もっとも、佐助とか登場するし、以前の「新選組」のように、史実に忠実でないなんていう批判がありそうな気もします。
個人的には、タイトルバックのCGが、実写っぽいくせに不自然なのが気になりました。
そういえば、1985年当時は、真田幸村というのが一般でしたが、幸村と言う名前は後世の軍記もの等でつけられたもので、現在は、信繁という本当の名前を使うようになっているそうです。
新たに判った事といえば、大河ドラマの前に放映された歴史秘話ヒストリアスペシャル「徹底解明!これが真田丸だ~地中に残された幻の城~」によれば、大阪冬の陣で大阪城の出城として作られた真田丸も、従来考えられていたものとは大きく異なっていたそうです。
例えば、従来は大阪城の接する半円形の出城だという事になっていましたが、前後に堀を備え左右は崖の独立した四角形の出城だったとか・・・櫓の上から大型の射程距離の長い鉄砲(大狭間筒)を使ったので、徳川軍は塹壕を掘って戦ったとか・・・真田丸の前方は野原ではなく寺町だったとか・・・
こうなると、史実とされているものが変わってしまうので、史実に忠実でないなんて言ってられませんね。
ちなみに、町中の建物を利用した戦いというのは、父昌幸の上田城を連想します。
これも先日NHKで放映された「タモリ×鶴瓶×堺雅人♢ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 真田丸スペシャル」を見ていたら、上田城は関ケ原の合戦後に徳川家によって破壊され、現在の城は仙石氏によって作られたもので、ほとんど真田時代の物は残っていないそうです。
あと、真田が上田を拠点としたのは、僅か39年間だったというのも、初めて知りました。
調べてみたら、1583年に築城し、その2年後の1985年に徳川軍7,000人を撃退し・・・その後、1600年に関ケ原の合戦に向かう徳川軍3万8,000人の攻撃から城を守り抜きます。