ギブソン L-5CES

昨日は、1965年製のギブソンBARNEY KESSELを紹介しました。
BARNEY KESSELフルアコでは珍しいダブルカッタウェイなので安く取引されていますが、なかなか良いギターなのでおすすめです。

ByrdlandやBARNEY KESSELは、フルアコとしては、ちょっとニッチな位置づけなのですが・・・これに対して、フルアコの王道というと、やはりギブソンのL-5CESでしょう。
ちょうど、ソリッド・ギターの王道であるレスポール・スタンダードと似た感じの位置づけになるでしょうか・・・同様に、人気があるため高価で取引されています。

やはり、一本は押さえておきたいところですが・・・戦前のピックギター時代のL-5も持っているので、ここは欲張らずに、あまり高価でない1970年代の物を所有しています。

これも、ある大手楽器屋が開催したバーゲンセールで見つけたギターです。
セール会場では、ソリッド・ボディのエレキギターに囲まれて一本だけフルアコだったのですが・・・圧倒的な存在感を醸し出していました。

一応、試奏したのですが・・周りで若い人が試奏でガンガン鳴らしていたので、はっきりいって、音はよく判らなかったですね。
というか、会場では違和感たっぷりで、かなり浮いた感じだったのを憶えています。

一般的に、1970年代は大量生産のためギターの品質が落ちていますが・・・この手の高級フルアコは生産本数が少なく、ハンドメイドの要素が大きいので、1960年代の物とさほど変わらない品質を保っているように思います。
おそらく、作っている職人も同じ人たちだったのではないでしょうか。
コストパフォーマンスを考えれば、1970年代の物はねらい目かもしれません。

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ギブソン L-5CES 1976年製
ピックガードが交換されています。
おそらくオールド同様に、セルロイド製ピックガードだったので崩壊してしまったのでしょう。