今日は終戦記念日で、各地で犠牲者の追悼集会が行われたようです。
TVでは太平洋戦争関連の番組が多く流れています。
最近、再び映画化されたそうですが・・・厳密にいうと原作本が異なっているそうです。
実は、この映画が公開された当時、父に連れられて見に行った記憶があります。
しかし、当時は子供だったので、内容がよく理解できず、まったく面白くなかった記憶があります。
改めて見ると、人間模様がよく描かれて、結構面白かったです。
そして、何故、父が私にあの映画を見せたのだろうか?と考えてしまいました。
父は、私が高校生の時に亡くなってしまい、ほとんど戦時中の話を聞いた記憶がありません。
しかし、飛龍という最新式の爆撃機だったため、本土決戦に備えて機体を温存するために、空襲のない飛行場を逃げ回っていて、実際の戦闘の経験はなかったそうです。
はっきり聞いたことはありませんが、どちらかというとリベラルな考えだったから、戦争には反対だったと思うので・・・やはり、息子にも戦争の悲惨さを伝えたかったのでしょうか?
父は図書館に勤めていたので土日が休みではないこともあり、映画に連れていってくれることは珍しく、後には、やはり戦争映画の「日本海大海戦」に連れて行ってくれた記憶があります。
こちらの映画を考えると、特に戦争反対を教えたかった訳ではないような気もします。
単に、自分が見たかったというだけだったのでしょうか?
子供心には、戦争映画ではなくてアニメとか怪獣映画に連れていってくれれば良いのに・・・と思っていました。
今日は、一緒にTVを見ていたので、古い記憶を思い出しているのかと思って、玉音放送はどこで聞いたの?と訊ねたら、「家のテレビで見た」と答えました。
母もいろいろと辛い体験をしたと思うので、もっと以前に色々と聞いておけばよかった、と思っています。