レイラ

一昨日、エリック・クラプトンジョージ・ハリスンのコンサートについて書きました。

ビートルズのホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスでクラプトンがソロを弾いたのですが・・・
この曲が収められているホワイト・アルバムの制作中、ジョン・レノンポール・マッカートニーの仲が悪く、スタジオの雰囲気を変えたいと思ったジョージ・ハリスンが、エリック・クラプトンにソロ演奏を依頼したという話があります。

また、この時エリック・クラプトンが弾いた1958年製のレスポール・スタンダードをジョージ・ハリスンへ譲っています。
このトップがチェリー・レッドレスポールは、ルーシーという愛称で呼ばれてジョージ・ハリスンの愛機となり、盗難にあった時もなんとか探し出して取り戻したりしています。
なお、ジョージ・ハリスンは、ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスの演奏の返礼として、クリームのアルバム「グッバイ」で、バッジという曲を二人で共作して演奏しています。

ビートルズ解散後、ジョージ・ハリスンの大ヒットしたソロアルバム「オール・シングス・マスト・パス」にも、エリック・クラプトンは参加しています。
しかし、同じ1970年11月に発売された、デレク・アンド・ドミノスのアルバム「いとしのレイラ」のタイトル曲では、エリック・クラプトンは当時ジョージ・ハリソンの妻だったパティ・ボイドへの熱い思いを歌っています。

結局、パティ・ボイドはジョージ・ハリスンと離婚しエリック・クラプトンと結婚することになります。
パティ・ボイドはジョージ・ハリスンの宗教かぶれが嫌になったといいますが・・・
一方のジョージ・ハリスンは、パティ・ボイドと別れないと言っていました。
でも、他の女の人との間に子供ができてしまったそうです。(宗教にかぶれていても、やることはやっているということでしょうか)
その後、エリック・クラプトンも他の女の人との間に子供ができてパティ・ボイドと離婚しています。

結局、ジョージ・ハリソンが死ぬまで、エリック・クラプトンジョージ・ハリスンの友情は続きますが・・・
思えば、この二人の友情って不思議ですね。

・・・で、言うまでもなく、いとしのレイラは名曲中の名曲で、演奏に参加したデュアン・オールマンのスライド・ギターも素晴らしく、一生懸命ギターでコピーした記憶があります。

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「いとしのレイラ」デレク・アンド・ドミノス
LPの帯に「エリック・クラプトンが結成した新しいスーパー・グループの初アルバム」と書かれています。