ジミヘン

昨日紹介したデレク・アンド・ドミノスのLPの帯には「エリック・クラプトンが結成した新しいスーパー・グループの初アルバム」と書かれていました。

もちろん、このLPを購入した時には、既にデレク・アンド・ドミノスは解散していたのですが、レコードの帯というのはレコードが新しく増盤するまで、なかなか更新されないようで、未だ店によっては古いバージョンが売れ残っていたからです。

もっとも、当時はお金が無かったので、安い輸入盤ばかり買っていたので、帯なんか気にしていませんでした。
輸入盤の方が原盤から作っているので音が良いと言われていたのですが、材質が弱く、紙の中袋だったので傷がつきやすかったです。
日本盤はビニールの中袋で歌詞カードや解説が入っていたので、日本盤は一生ものという感じ、輸入盤は聴き捨てる感じでしょうか・・・
そんなわけで、凄く有名なアルバムだけは値段が高い日本盤を購入していました。
(もちろん、有名でないアルバムは輸入盤でしか手に入りませんでした)

これも数少ない日本盤のひとつで、帯が珍しい・・・
エリック・クラプトンのライバルだった、ジミ・ヘンドリックスの名盤「エレクトリック・レディランド」です。
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このLPの帯には「お待ちかね!話題の最新LP遂に登場!!!」と書かれています。
(もちろん、購入した時には、とっくにジミ・ヘンドリックスは死んでいました)
さらにアートロック・シリーズという言葉も懐かしい・・・・アートロック=死語ですよね。
このLPのオリジナル・ジャケットは、裸の女性が多く写っている物でしたが、当時の日本盤は批判を避けるためジミ・ヘンドリックスの写真が使われています。
(このLPでは内側にそのオリジナル・ジャケットの写真が使われています)
また、このLPはジミ・ヘンドリックス単独の名義ですが、後の物はジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとバンド名の名義になっています。
そして、メンバー3人の写真のジャケットのものも発売されました。

最初にジミ・ヘンドリックスを聴いた時は、「紫の煙」等のポップな曲は理解できましたが、それ以外の曲は「なんだこれ?」という感じで、理解できませんでした。
・・・ですが、ある日ぼーっと聴いていたら、何故か「凄くいい!」と突然理解できました。
それ以降は、大好きなギタリストとなったのですが、とっくの昔に死んでいてライヴとか見れるわけがありません。
始めて映像を見たのは、TVで放映されたウッドストックの映画で、そのステージ・アクションにぶっとびました。
あとは、ミュージック・ビデオなんてなかったので、フィルム・コンサートを見に行ったりしました。
やっぱ、フィルムコンサート=死語ですかね。

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フィルムコンサートで見た「狂熱の天才 ジミ・ヘンドリックス」のプログラム