前評判はあまり良くなかったのですが、個人的には、結構、良い出来栄えに思えました。
未だ、映画は公開されていませんが・・・既に、サントラ盤が発売されて、その選曲がちょっと変わっているように思えました。
クラプトンが影響を受けたブルースマンの曲から始まり、共演した曲も収録されています。
なかでもビートルズの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」が収録されているのは、これまでベスト盤等でなかったので、興味深いですね。
もちろん、アンサー・ソングとして、ジョージ・ハリソンが参加したクリームの「バッジ」も収録されています。
クラプトンのオールタイム・ベストのようなイメージを持っていたのですが・・・クリームやデレク・アンド・ドミノスの収録曲が多く、その後にソロ活動の曲は僅かです。
なんで、こんな形のアルバムなんだろう？と思っていたら・・・雑誌プレイヤーの特集記事を読んで、納得しました。
この映画の後半は、ジョージ・ハリソンとエリック・クラプトンの関係がテーマになっているそうです。
確かに、互いにミュージシャンとして尊敬し、奥さんを奪ったくせに親友であり続けた・・・常人では考えられないような関係なので、映画のテーマとして取り上げるには十分なエピソードですね。
そんなわけで、ジョージ・ハリソンの「マイ・スウィート・ロード」もこのサントラ盤に収録されていますし・・・当然ながら、デレク・アンド・ドミノスの「いとしのレイラ」も収録されています。
これらの名曲も、お互いに影響しあう、二人の特殊な関係があったからこそ、生まれてきたのですね。
