医療現場は逼迫している

相変わらず、新型コロナ感染者の増加が止まりませんね。

 

先日、リモートワークをしていたら、固定電話が鳴りました。

どうせ大した事ない要件だろうと思って受話器を上げたら、母が入所している特別養護老人ホームからでした。

なんでも、母が39度以上の発熱したそうで、一応、解熱剤で熱は下がったのですけど、巡回医が診たら肺炎の症状があるので、救急車を呼んだという事でした。

高熱?肺炎?・・・新型コロナウィルス感染が頭をよぎりました。

 

で、会社に連絡して、急遽休みを取ることにして、外出の準備をしていると、再度特別養護老人ホームから電話があり、母が運ばれた病院を伝えてきました。

病院名を聞いて、思わず「どこ?」と思ってしまったのですが、思い出しました。

なんと、我が家から1時間以上もかかる遠方の病院で・・・近くの病院は軒並み受け入れを断られたそうです。

これも、医療崩壊の兆しでしょうか?

 

で、病院に駆けつけたのですが、待合室で数時間待たされたあと、やっと診断結果が知らされました。

結果は誤嚥性肺炎・・・新型コロナは陰性という事で、ほっとしました。

 

医師からの説明によると、たぶん初期なので大丈夫、2週間程度で退院できるだろう、という事でしたが・・・もし、肺炎が悪化しても、新型コロナの影響で、酸素吸入器は使えないため、延命治療はできないからその点は覚悟してください、という事でした。

 

さらに、看護師さんから、病室の空きがあまりないので、できれば大部屋でなく追加料金の発生する4人部屋にしてもらえないかと言われてしまいました。

 

新型コロナによって、他の病気の治療にも影響が出ている事は知っていましたが、意外なところで影響がありました。

 

今日も、片道1時間以上かけて着替えを持っていったのですが、面会のために病室へは入ることは駄目とか・・・おもわず、こんな時期に誤嚥性肺炎になるなんて母も運が悪いな、と思ってしまったのですが・・・よく考えれば、新型コロナ感染者でも入院できない人が多いみたいなので、普通の病気のくせに入院できただけでも恵まれているのかもしれません。