なんでも、平成の事件は次の時代に引き継がないように平成のうちに区切りをつけるためだったそうです。
以前も書きましたけど、私は死刑反対論者です。
それは、安易に人の命を奪う事が良くないというよりは、死刑が何の解決にもならないと思うからです。
例えば、死んでも良いと思っている犯人に対しては、自殺を幇助する事になり、犯罪の抑止にはなりません。
そうでなくても、えん罪の可能性もありますし・・・事件の要因を解明する事を放棄する事になると思うのです。
もちろん、犯人を生かしておきたくないという、遺族の感情には同情するのですが・・・
法治社会になる以前の仇討ちにみられるように・・・遺族の相手を憎む気持ちは、仇討ちされた方の遺族が逆恨みする事もあるように・・・理性的でなく感情に支配されているものだから・・・同情に流されてはいけないと思うのです。
もし、死刑に値する人があるというのなら、犯した罪から、麻原彰なんかは筆頭に挙げられるのは当然だと思います。
それは、現実的に判決がおりた地下鉄サリン事件などで多くの人を殺傷した罪もありますが・・・
それ以外に、世間の多くの人を恐怖に陥れた事とか・・・他にも、大勢の若者を惑わせ、間違った人生を歩ませてしまった事なんかもあると考えています。
そういえば、私の同期の人にも、オウム真理教に入団して音沙汰がなくなってしまった人がいます。
他の同期の人によれば、その後、上九一色村からのTV中継で幹部と称してインタビューを受けていたらしいのですが・・・現在は、どうしているのやら?
つまり、オウム真理教事件の被害者は、遺族には限らないと思うのです。
そういった意味でも、何故、あのような事件が起きてしまったのか?二度と起こさないためにはどうしたらよいのか?を追求するためには、死刑にするべきではないのでしょうか?