バーガンディ・ミスト

昨日は、所謂ジャパンヴィンテージといわれるフェルナンデスのリバイバル・シリーズにおけるレイク・プラシッド・ブルーについて書きました。
明るい色合いは、リバイバル・シリーズが再現しようとしたオールドのものより、同じ80年代に作られたフェンダーのレイク・プラシッド・ブルーを参考にしたように思います。

リバイバル・シリーズのカスタムカラーといえば、バーガンディ・ミストも明るい色だったようです。
「・・・ようです」と書いたのは・・・実は、バーガンディ・ミストのリバイバル・シリーズは、欲しかったのですが、製造本数が少なくて、入手できなかったのです。

ちなみに、シンコー・ミュージックの「ジャパン・ヴィンテージ・コレクション VOL.5 ~フェルナンデスの壱~」によれば、「フェンダー製の同色フィニッシュに比べて色が明るく鮮やかになっているのが特徴で、屋外の自然光の下では桜色のように見える」と書かれています。

バーガンディ・ミストといえば、Charの使用で人気がありますが・・・Charの愛機は保存状態が良いのか、かなりピンクに近い色ですが・・・現存するオールドの物は、ほぼ茶色っぽい色の物が多いです。
そのため、茶色のフィニッシュだと思って、近づいてみると、メタリックなので、バーガンディ・ミストだと気づくなんて事もあります。

おそらく、フェルナンデスはCharの所有機の色を参考にしたのでしょう・・・というか、本家フェンダーで、現在作られているものも、Charの所有機に近い色となっています。

ご存知だと思いますが・・・バーガンディ・ミストのバーガンディとは、ワインの生産地ブルゴーニュの事で、バーガンディ・ミストは、ブルゴーニュの霧という意味だそうです。

そういえば、ギブソンのカスタム・カラーのスパークリング・バーガンディは、濃いワインレッドのメタリックです。
また・・・JIS慣用色でバーガンディという色は、ワインレッドを茶色っぽくした色になります。

オールドのバーガンディ・ミストは、確かに、ちょっと赤ワインっぽいですが・・・リバイバル・シリーズの色は、全然ワインっぽくないですね。

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フェンダー ストラトキャスター 1959年製 バーガンディ・ミスト
かなり昔にリフィニッシュされた可能性もあります

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エピフォン リビエラ 1967年製 スパークリング・バーガンディ

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「ジャパン・ヴィンテージ・コレクション VOL.5 ~フェルナンデスの壱~」 シンコー・ミュージック