就活の思い出

今日は、どこかの入社式があったようで、新入社員らしい人が数名、スマホ片手に、場所を探している姿を見かけました。
私が新入社員の頃は、スマホなんてなかったから(というか携帯電話も無かったから)、事前に場所を調べて覚えざるを得なかったのですが・・・やっぱり、便利な世の中になったんでしょうね。

そういえば、当時は理工系の求人数が多かったので、そんなには就活に苦労したというほどではありませんけど・・・落ちた企業が何社かあります。
まぁ、落ちたのは、興味本位で受けたところとか、あまり気が無かったのに、とりあえず滑り止めで受けたところで・・・その後、希望のところに受かったので、問題は無かったのですけど・・・

で、ふと思い出したのが、その落ちた企業の面接の時の事。

その企業は、あまり気が無かったのに受けた、通信機器のメーカーで、防衛庁関係の仕事もやっていました。
事前の企業訪問のとき、大学OBの人に、面接の時に防衛庁関係の事を訊かれたら、良く判らないと答えるのだぞ。。。って、言われました。

面接の本番で、案の定、自衛隊の事をどう思う?と、訊かれたので、深く考えた事がありませんと答えました。
でも、深く考えていなくてもなんかあるだろう、とか、自衛隊憲法違反だと思うか、とか、しつこく訊いてくるのです。
で、いい加減面倒になって、しいて言えば憲法には合っていない気がします、と答えたのです。

すると、自衛隊がいなかったら、ソ連が攻めてきたときどうするんだ? と訊くのです。
で、やはり、あまり深く考えた事がありませんと答えたのですけど、また、深く考えていなくてもなんかあるだろう、と訊くのです。
で、自衛隊が無くても、ソ連が攻めてくる事はないと思います、と答えたのです。
すると、ソ連が攻めてくる可能性がまったくゼロとは言えないだろう、というので・・・しょうがないから、その場合は逃げます、と答えたのです。

案の定、結果は不合格・・・教授のところには、積極性が足りない、という連絡があったそうです。

その時は、面接官に上手にあしらわれたと、周りの人から散々言われたのですけど・・・今となっては、無理してまで合格しなくて良かったと思っています。
そもそも、あまり気が無かったのに受けたなんて、その企業に失礼でしたよね。