前回、ちらっとボブ・ディランの「コンプリート武道館」についても書きました。
オマケが一杯入っていたのと、音質が良かったのが印象的でした。
というわけで、今回は(毎年末書いていますが)、今年聴いたCDについて書こうと思います。
もっとも、歳のせいか購入するCDが減っているし、昔のアルバムばかり・・・今回、紹介するのも往年のミュージシャンのものが多いです。
そもそも、CDショップが減っているので、フラっと立ち寄って気になったアルバムを買うことがなくなったので、おのずと知っているものが多くなってしまうのです。
「コンプリート武道館」同様に、かつて聴いたレコードのリニューアル盤としては、デヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト・ザ・モーション・ピクチャー 50周年記念エディション」があります。
以前も書きましたが、新たに収録されたジェフ・ベックとの競演部分が凄いです。
特にジェフベックの演奏が素晴らしくて・・・亡くなってしまったのが本当に残念ですね。
さて、往年のミュージシャンの新譜では、やはり今年の目玉はザ・ローリング・ストーンズの18年ぶりの新作「ハックニー・ダイヤモンズ」ですね。
ポール・マッカトニーやスティヴィー・ワンダー、レディ・ガガの参加も話題となりましたが、全体的に曲が良いです。
年齢を感じさせない、パワフルな曲が多いのは驚きです。
ブラーの8年ぶりの新作「ザ・バラード・オブ・ダーレン」は今ひとつ・・・期待が大きかったせいか。
ローリング・ストーンズと違って、年齢を感じさせる曲が多かったような。
ライバルだった元オアシスのノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの「カウンシル・スカイズ」は良かったです。
オアシス時代の曲も演っていて、ブラーと違ってオアシス時代からテンションが落ちていない感じですね。
ちょっと雰囲気が変わって、パット・メセニーの「ドリーム・ボックス」は、聴きこむと良かったです。
久しぶりのギター・ソロで、ジャズをじっくり弾いているのが、最初は意外でした。
最近のアーティストとしては、オリヴィア・ロドリゴの「ガッツ」はとても良かったです。
前のグラミー賞最優秀新人賞を受賞したデビュー作も良かったですが、さらにパワーアップしています。
何も考えず、デラックス・エディッションを買ったのですが・・・オマケが一杯入っていました。
もっとも、上述の「コンプリート武道館」のオマケはコンサートの様子が判る貴重な資料で良かったのに、こちらのオマケはステッカーやポスター、写真集等で彼女のファンならまだしも・・・私には今一つでした。
CDが売れないから、オマケとかボーナス曲などで差別化して売ろうとするけど、価値があるものは滅多にないですね。