古い仏像?

以前も書きましたが・・・この冬、大学通信教育のスクーリングで、日本仏教史を受講しました。
その結果、今まで知らなかった仏像の様式の変化などを知り、古い仏像に興味を持つようになってしまいました。

先日、ネットオークションを見ていたら、古い洋式の仏像が出品されていたので、思わず落札してしまいました。
出品してある写真を見たときに、授業で習った法隆寺勢至菩薩に似ていると思ったのです。

届いた仏像は、結構古そうな鋳造物だったのですけど・・・価格が安かったので、レプリカを古そうに加工した物かもしれません。
ポーズや装飾物は法隆寺勢至菩薩に似ているのですけど・・・出品されていた仏像は観音菩薩で、左手に水瓶を持っていました。
あれこれ調べたのですけど・・・レプリカにしては、元になった仏像は判りませんでした。

ちなみに、法隆寺勢至菩薩は明治初期の廃仏毀釈で海外に流出し・・・1991年にフランスのギメ博物館で発見されてニュースとなった仏像です。
話題になった仏像だから、それを元にして制作されたのかもしれません・・・だとすると、古く見えるけど、最近、制作されたものですね。

なお、授業で習った知識なのですが・・・白鳳時代奈良時代の仏像には、飛鳥時代の仏像より、遣唐使によって中国からもたらされた写実的な人体表現がされている物が多いです。
その一方、朝鮮半島からもたらされた仏像の様式もあり、それは童顔童形であり・・・この仏像の様に、5頭身ぐらいなのです。

そういえば、我が家にある、奈良時代に造られたという聖衆来迎寺薬師如来のレプリカも・・・改めて見ると、ちょっと頭でっかちです。
阿修羅像のような、スラっとした体形の仏像も美しいですが・・・童顔童形の仏像も、なかなか趣があって良いですね。

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落札した観音菩薩