仁和寺と御室派のみほとけ展

今日は、上野の国立博物館で開催している「仁和寺と御室派のみほとけ」展を観に行ってきました。
1月16日から開催しているのですけど、2月14日から葛井寺の国宝千手観音が展示されています。

通常の千手観音像は40本しか手がありませんが・・・この千手観音像は、本当に千本(厳密には1041本)の手を持っているというので、興味がありました。

昨年の「運慶」展が凄く良かったので、その影響もあって興味があったのですが・・・それほど人気はないだろうと思っていたら・・・開場前に行ったのですけど・・・既に長蛇の列・・・30分以上待ちました。
もちろん、会場内も混んでいて・・・最初に展示してあった国宝の薬師如来坐像なんか、小さいので見るのが大変でした。

また、展示品は仏像だけでなく、書や曼陀羅などの仏画、そして仏具など色々とあり、非常に内容が濃くて、観甲斐がありました。
そういえば、空海弘法大師)の肖像画や書もあったのですけど・・・名筆というけど私には判らず、豚に真珠(猫に小判)状態でした。
そもそも、真言宗の知識がほとんど無いので、?な展示もありました。

今回の展示は、370年ぶりの改修工事に伴うもので、仁和寺観音堂が会場内に再現されていましたが・・・多くの像が並んださまは、圧巻でした。
ちなみに、本来の観音堂は非公開だとか・・・この展示は、カメラ撮影可能ですが、大勢がカメラやスマホを構えていて、じっくり見れないのが残念でした。
係の人がフラッシュをたかないで、と言っているのに、フラッシュの光がチラホラ・・・困ったものです。

そして、目玉の葛井寺の千手観音像は、個々の手の表現に変化を持たせていたり、素晴らしかったです。
裏に周って見る事もできるので・・・なるほど、こういう構造になっているんだと思いました。

他にも、国宝や重文が沢山ありましたが・・・個人的には、最期に展示してあった重文の馬頭観音像がとても良かったです。

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仁和寺と御室派のみほとけ」展 チラシ、作品リスト、チケット

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仁和寺と御室派のみほとけ」展 図録、別パターンのチラシ