真言密教の文化

昨日は、上野の国立博物館で開催されている「仁和寺と御室派のみほとけ」展について書きました。
仏像だけでなく、書や仏画、そして仏具などもあり、見ごたえのある素晴らしい展覧会でした。

なかでも、葛井寺の国宝千手観音は圧巻で・・・奈良時代に作られた最古の千手観音と言われています。
ちなみに、この展覧会のサブタイトルに「天平真言密教の名宝」とあるように、空海以前の仏像も展示してありました。

そういえば、昨日、写真をアップし忘れました・・・仁和寺観音堂を再現した展示は撮影がOKでした。
ここで展示してある沢山の像は江戸時代の作という事なので・・・今回の出品の中では、新しい部類になるから、傷みの恐れが少ないからでしょうか?。

イメージ 1

イメージ 2

ところで、昨日も書きましたが・・・私の様に、真言密教について、あまり知らなくても楽しめました。
よく知らないせいかもしれませんが・・・実は、真言密教って、なんか自分達さえ良ければって感じや庶民を見下しているようなイメージがあって、あまり好きではないのです。

しかし、真言密教の文化芸術は、素晴らしいと思っています。
これは、インド仏教としては後発で、ヒンドゥー教など様々な影響を受けている事や、空海自身が今でいうプレゼン能力が優れていたからだと思います。
ちなみに、仏像でいうと、真言密教といえば大日如来なのですが・・・今回、仏画が沢山展示してあった孔雀明王も、私の好きな形状をしています。

イメージ 4
我が家にあった大日如来

イメージ 3
こちらも我が家にある孔雀明王