power soak


先日、上野の東京都美術館で開催されている「ボストン美術館の至宝展」を見に行った事を書きました。
ボストンは、アメリ東海岸海上貿易の拠点として、古くから栄えたため、裕福な商人により多くの美術品が集まったようです。

もっとも、私のようなロック音楽が好きな人間にとっては、「ボストン」というと、出身地名を冠したバンドを思い浮かべてしまいます。
マサチューセッツ工科大学出身でポラロイド社にいたトム・ショルツが作ったバンドで、その電子工学の知識を活かして作り上げられたサウンドが特徴でしたが・・・それも、学術的・文化的な土地柄の影響があったようにも思います。

・・・で、トム・ショルツは、ロックマンというヘッドホン・アンプやエフェクターなんかのブランドでも成功しました。
私も、x100というヘッドホン・アンプやA12-50というコンボ・アンプを所有しています。

その他に、意外な物もありました・・・power soakというアッテネーターで・・・なんでも、世界初の市販アッテネーターだという話もあります。
当時、マスター・ボリューム付きでないマーシャルで歪んだサウンドを出すには、大音量にするしかなかったのですが・・・power soakをアンプとスピーカーの間に入れれば、小さい音でも歪んだ音を出せたので・・・大ヒットしました。

もちろん、マスター・ボリューム程ではないとしても、アッテネーターを入れれば音質に変化が出てしまいます。
しかし、このpower soakは、音質の変化が不自然でなく、ロックに向いたサウンドなので・・・・私は、未だに愛用しています。
先日、不要なアッテネーターを貰ったのですが・・・やはりpower soakの方が好きなので、申し訳ありませんが、使っていません。

ちなみに、私の使っているのは、よく見かけるpower soakⅡというタイプで、power soakⅠに、真空管アンプトランジスタアンプの切り替えスイッチが付いたものです。
なお、power soakⅢというのもあるようで・・・後年、再生産された物のようで、ジャックが背面にあるのが特徴になります。

イメージ 1
ROCKMAN power soakⅡ

イメージ 2
Crews maniac Sound GB-Ⅲ
貰ったアッテネーター