東京国立博物館で開催されている「タイ展~仏の国の輝き~」を見に行ってきました。
なんでも、日タイ修好130周年記念特別展だそうです。
この展覧会、以前から、ちょっと気になっていたのですが・・・上野まで見に行くのはおっくうに思っていたら、気が付いたら、開催期間が今週末までになっていました。
なかなか興味深い展覧会だったので、見に行って良かったです。
会場も、エスカレータに合わせて第一会場が反対側だったのですが・・・たまたま、今まで私が行った時が全て反対方向だったのでしょうか?
会場に入ると、最初に迎えてくれるのが「ナーガ上の仏陀坐像 」です。
後ろに回ってみると、ちゃんと蛇の尻尾が出ていました。
そういえば、展覧会で意外に思った事は、タイといえば上座仏教というイメージでしたが、昔は大乗仏教だったという事で、観音菩薩像なんかが沢山あった事・・・さらに、ヒンドゥー教など、他の宗教の影響も多く・・・上座仏教になったのは、後年、スリランカからの影響だったそうです。
それにともない、仏像なんかも時代によって、色々と変遷があり、面白かったです。
一番の見どころは、「美の巨人たち」」でも紹介された「ラーマ2世王作の大扉」で・・・様々な動物や植物が何重にも彫り込まれていて・・・今は失われた技術とも言われますが、一体、どうやって彫ったのか?と、思ってしまいます。
奥に彫られているものや、扉が巨大なため上の方が良く見れないのが残念でした。
生まれた曜日による仏像の種類とか、同じ仏教でも異質な点が多くて、面白かったです。
もっとも、日本の仏教の方が、本来の仏教から離れてしまっている点が多いのかもしれませんけど・・・
「タイ展」 チラシ、チケット、展示目録