ヴィンテージ・ギター高騰

昨日は、若者の音楽離れについて書きました。
ロック・レジェンド等の活躍ばかり目立って、新たなブームを起こすような若手アーティストが登場しない事も、要因のような気がします。

音楽離れに関連して、ギター離れも進んでいますが・・・ヴィンテージ・ギターの価格は、ここ10年間ぐらい、凄い勢いで高騰しています。

その理由としては、若者が購入できなくても、お金に余裕ができた年配者が購入しているという事があります。
そして、以前は、ヴィンテージ・ギターのマーケットは、アメリカ、ヨーロッパ、日本、イスラエル等の限られた国々でしたが・・・現在では、中国、ロシア、中東の国々に広がっているからだとも言われています。
これらの国々の富裕層は、かつては、金製品や宝石、美術品などにお金を使っていたのですが・・・世代がロック・ミュージックの洗礼を受けた人たちに変わってきているので、ロック・レジェンドが使った楽器を購入するようになったそうです。

今日の、朝日新聞の夕刊によれば、ロシア人がヤフオクの落札代行サイトを作り、ロシア国内の人が利用できるようになっているそうです。
その記事に登場しているモスクワの楽器店は、日本語はできませんが、お店に150本ある年代物のギターの約9割が、このサイトを利用してヤフオク仕入れたもので・・・初めて利用した2007年以降では、約7,000本もギターを購入しているそうです。

なんでも、ロシアでは手に入らない珍しい物が、大量に取引されていて、保存状態が良い物が多い、とか・・・
確かに、バブル以降、円高もあり、日本には多くのヴィンテージ・ギターが入ってきたし・・・日本人は、物を大事に扱うからでしょう。

この調子だと、ヴィンテージ・ギターの高騰は、まだまだ続きそうだし・・・国内でのタマ数は減る方向のようですね。
もし、欲しいヴィンテージ・ギターがあったなら、今のうちに無理をしてでも購入しないと・・・将来的には、手の届かない物になりそうです。

さぁ・・・困ったぞ!
って、そもそも、現在所有しているヴィンテージ・ギターも、未だ安い時期だったから購入できた物ばかり・・・現在では、手が出ない物でした
欲張ってはいけませんね。。