で、昨日の番組をみたら会期が12月13日までになっている事を知って、来週になったら見に行けるかわからないので、今日、見に行くことにしたのです。
正式な展覧会の名称は「MOMATコレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示」というものでした。
そして、ラッキーなことに、今日は入場無料でした・・・あまりアピールしていないようで、思ったより、観客は少なかったので、ゆっくり見れました。
そのためか、戦後しばらくの作品は、動物を擬人化した作品が2点・・・心の傷のようなものが感じられて、見る方も心苦しくなってきました。
そして、最後に幼い女の子を描いた「少女」という1956年の作品が飾ってあり、やっと後悔から解放されたような気がして、こちらもホッとしました。
この頃、子供を描いた作品を多く描いていたようですが・・・何故、この一点だけなのか?演出のような気もしますけど・・・全所蔵作品というのですから、そんな訳ないですよね、ちょっと気になります。
そういえば、以前、斎藤真一の事を書きましたが・・・斎藤真一がフランスから帰国するとき、藤田嗣治に挨拶しにいったら、君は日本に帰れるのか、羨ましいね、僕は帰れないから、と言われたそうです。
ちょうど子供の絵を沢山描いていた頃のようですが・・・未だ罪悪感から解放されていなかったみたいですね。
余談ですが、東京国立近代美術館の向かい側を大勢の人が歩いていたので、なんだろうと思ったら、皇居の乾通り一般開放というのをやっていて・・・美術館の帰りに、そちらも見に行きました。
本当に、ラッキーな一日でした。
皇居の乾通り一般開放については、また、明日にでも書きます。
「MOMATコレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示」 展示リスト