世田谷美術館

今日は、昨日の風も止んで、天気も良かったのため、散歩がてらに砧公園へ行ってきました。

季節がら紅葉している木もあり、落ち葉の絨毯が敷き詰められていて、結構、良い感じでした。、
天候が良かったため家族連れも多くて、広場では子供たちがいっぱい遊んでいて、とても平和な感じがしました。

で、公園の敷地内にある世田谷美術館へ行ってみると、フリオ・ゴンザレスという彫刻家の展示会を開催していました。
実は、世田谷美術館を訪れたのは、3年前の「松本俊介展」以来になります。

フリオ・ゴンザレスさんって、知らないなぁ・・・と思ったのですが、良く見ると「ピカソに鉄彫刻を教えた男」と書いてあったので、ちょっと興味を持って覗いてみました。

古代の副葬品を連想させるアクセサリーやレリーフの平面的なものから、人の頭部のような立体的なもの、そして、抽象的な像・・・と言った感じで、まさにピカソの絵のように、その芸術が進化?したような感じがしました。

でも、一番面白かったのが、デッサン画の数々・・・もちろん、彫刻を作るためのアイデアを書き留めたものなのですが・・・なんとなくピカソの絵を彷彿とさせます。
やはり、交流があったので、影響を受けたのでしょうか?
女性をスケッチした絵も、彫刻家だけあって、立体的なボリューム感が表現されていて・・・キュービズムぽい雰囲気が漂っています。

もちろん、彫刻の方が、迫力があって存在感が感じられるのですが・・・鉄という材質の感じや大きさなんかが具体的な一個の物体として、イメージが強すぎる感じがします。
個人的には、デッサンの方があれこれ想像力をかき立てられて、面白かったです。

ついでに、収蔵品によるミュージアム・コレクションⅡ「おもしろいかたち、いろいろ」というのも覗いみたら、こちらも色々な作家の作品があって結構面白かったです。
そういえば、国立新美術館で展覧会が開催されているニキ・ド・サンファルの作品「ナナ」も展示されていました。

余談ですが、帰りに砧公園の隣にある大蔵運動公園へ寄り道して行ったら・・・夕陽に富士山や丹沢の山々のシルエットが綺麗に見えました。

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「フリオ・ゴンザレス展」と「おもしろいかたち・いろいろ」のチラシ

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砧公園の様子