今日、銀座の辺りを歩いたら、相変わらず中国人観光客が大勢いました。
他の国の観光客は譲り合って歩くのですが、中国の方は歩道をふさいでいて、意外と迷惑です。
この譲り合わないというのは、面子を重んじるからなのでしょうかね?
昨日は、天安門事件について書きましたが、あの観光客達は事件の事を忘れてしまったのか、なんて考えてしまいました。
御存知の通り、天安門事件で武力鎮圧を決めたのは鄧小平です。
色々な評価があると思いますが、現在の中国に与えた影響という点では、毛沢東に次ぐ偉大な政治家だと思います。
鄧小平は3度失脚し、3度復権しています。
このうち、1回目と2回目はパリ以来の付き合いの周恩来による後押しです。
そして、中国首脳として来日した鄧小平は、日本の躍進ぶりに目を見張り、改革開放路線を打ち出します。
しかし、胡耀邦は若くして亡くなってしまいます。
考えると、鄧小平は改革開放を進めましたが、パリ時代からの生粋の共産主義者だったように思えます。
そう、面子を重んじる民族だから・・・
「ニュー・エンペラー 下」 ハリソン・E・ソールズベリー著 天児慧監訳 福武文庫