昨日は、キューバ革命について書きました。
そして、ケネディ大統領は、TV放送の演説により国民にこの事実を演説します。
なぜなら、この当時、外交ルートでは、手動で暗号化した文章を通信し、受け取った方も手動で解読するので、
交渉には時間と手間がかかったからです。
なぜなら、歴代のアメリカ大統領は開戦前に必ず、教会へ礼拝に行くからです。
そして、フルシチョフ首相もそれを知っていたらしいのですが、譲歩するきっかけを探っていたとか・・・
そして、こちらも外交ルートでは間に合わないので、モスクワ放送でその旨の声明を流します。
キューバ危機の主役の一人で、ケネディの弟のロバート・ケネディ司法長官によると、ケネディ大統領はキューバ危機の対応に当たり、バーバラ・W・タックマンが第一次世界大戦を描いた「八月の砲声」という本を参考にしたそうです。
「八月の砲声」では、第一次世界大戦の各国の首脳陣が、相手の状況が判らず疑心暗鬼になって過剰に反応しています。
また、決定済みの計画を覆すことが困難で、状況に臨機応変に対応できません。