原爆の日

今日は、広島に原爆が投下されて70年です。
ニュースとかで、式典の様子が流れていて、安倍首相が非核三原則について述べなかった事等が報道されていました。

はじめて、広島を訪れたのは、大学の卒業旅行の時でした。
同級の友達2名と車を交互に運転して、既に佐世保に帰省していた同級生の家まで遊びにいったのです。
その途中、広島と長崎も訪れました。

そして、両方の原爆資料館も見学しました。
現在は違うのかもしれませんが、広島の資料館は厳選した資料を効率的に展示していたのに対して、長崎の資料館は、整理が十分でないような感じですが、大量の資料をこれでもか?と言う感じで展示してあったように記憶しています。

そして、どちらも強烈な印象がありましたが・・・
個人的には、長崎の展示の方が見ていて気分が悪くなり、インパクトがありました。

たしかに死者の数でいえば、もっと多い場合もありますが、その死に方や人道的な観点から考えると、原爆の悲惨さは、2度と起こしてはいけないと思います。

最近の、I安全保障関連法案とかS(イスラム国)とかで、ついつい忘れがちになってしまいますけど・・・
軍縮が進んでいるといっても、世界を何度も破滅させることができるだけの核兵器が未だ存在しているのですね。

私たちは、いつ核戦争が起きてもおかしくない世界に住んでいる、という認識を忘れてはいけないと思いました。

その昔、核戦争一歩前まで行ったキューバ危機は、ケネディフルシチョフという偉大な政治家により回避する事ができましたが・・・
はたして、現在の世界には、その二人に並ぶような決断力のある政治家がいるのでしょうか?
小さな争いでも、雰囲気に流されて、核戦争にまで発展させてしまいそうな政治家が多いような気がします。