Nik Huber

今日も、私が所有しているギターの話題です。
いつも読んでいてくださる方は、おそらくお察ししているかと思いますが・・・
大体、ギターの話題を書くときは、これといった話のネタが思いつかないときです。
というか、ギターについてのネタは豊富にあるのです。

なるべく毎日ブログを更新するように心がけているのですが、もともと薄っぺらな人間なので、ギターのネタが無くなったら、そのときは更新の間隔が開いてしまうと思います。

これまでも書いていますように、私はすべての物に魂が宿っているというアニミズムを信じています。
だから、古い道具とか置物なんかにも、魂が宿っているように感じる事があります。

特に、ギターに魂が宿っているように感じるのは、ギターが好きで、多くのギターに触れた事があるからだと思います。
それと、道具や置物と異なり、ギターは音色という形で、自分を表現できるという特徴があると思います。
たぶん、職人が使う道具なんかも、使い勝手という形で、自分を表現しているのでしょうけど、私には判り難いのです。

あと、すべてのギターには魂が宿っているのだと思うのですが、普段魂が宿っていると感じるのは、おそらく職人によって愛情を持って作られたギターとか、それまでの所有者によって愛されたギターだと思うのです。

野生の動物は魂を持っていますが、私たちには判りづらいです。
それに対して、愛されたペットや家畜なんかは、人間と魂の交流ができるようになります。

それと同様に、大量生産で作られたギターにも魂が宿っていると思うのですが、未だ人間と魂の交流が出来ないのではないでしょうか?
だから、楽器屋で呼んでいるように感じるギターには、ヴィンテージが多いのだと思います。
ちょうど、以前誰かに飼われていたペットのように・・・人間に呼びかけてくるのです。

もちろん、新しいギターでも呼んでいるように感じるギターもあります。
今日紹介するのは、新品ではなく中古だったのですが、ほとんど使われていない状態のギターで・・・
楽器屋で強烈に呼ばれているように感じたギターです。

それは、ドイツのハンドメイド・ギター・メーカーNik HuberのFlying Dolphinというギターです。
Nik Huberという名前は、高級プレミアム・ギターという事は知っていたのですが・・・高価すぎるので、あまり興味はありませんでした。
呼びかけられたように感じたので、店員にこのギターを見せてもらったら、ヘッド裏にプロトタイプの文字があるのを見つけました。
おそらく、Nik Huber氏が丹精込めて作ったギターだから、こちらの心に訴えかけてきたのでしょう。

あとで調べたら、このFlying Dolphinは、通常のドルフィンというシリーズを元に、最高の材を使って25本だけ製作したもので・・・このギターはその最初の一本だったのです。

イメージ 1
Nik Huber Flying Dolphin 2004年製

イメージ 2
Nik Huber Flying Dolphin 2004年製 バック

イメージ 3
Nik Huber Flying Dolphin 2004年製 ヘッド裏