カンボジアの大虐殺

昨日は、ルワンダの大量虐殺の報道ついて書きました。
その中で「ホテル・ルワンダ」という映画を紹介したのですが、パッケージの写真を撮ろうと本棚からDVDを取り出した時に、横に並んでいたのが「キリング・フィールド」というカンボジア大虐殺を扱った映画のDVDです。
有名な映画なので、御存知の方も多いと思います。
 
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「キリング・フィールド」株式会社デックス・エンターテイメント
 
そういえば、当時の日本ではカンボジアの大虐殺もほとんど報道されませんでした。
ポルポト派によるカンボジア大虐殺では、人口の1/4が殺されたという人類史上例を見ないものだったのに・・・
ポルポト派が参考にした中国の文化大革命もそうですが、当時は社会主義国の内部では何が起きているのか、あまり漏れてこなかったのです。
一応、噂とか推測のような報道はあったのですけど・・・
恥ずかしながら、当時学生だった私は、興味がなかったというのも事実です。
 
あとで大虐殺の事実を知って、その想像を超えた悲惨さに、この文明社会にこんな事が起きるんだと、凄くショックを受けました。
でも、ルワンダの大量虐殺など、その後も似たような事件が起きています。
そして、現在もイスラム国やボコ・ハラム等により虐殺が起きています。
他にも、あまり報道されていない事件もあるかもしれません。
カンボジア大虐殺の頃から比べると、さらに文明は進歩して便利な世の中になりました。
インターネットで世界中がつながって、情報が溢れていますが・・・
理解できない考え、実態が判らない集団、何が起きているのか判らない.etc
文明の進歩が、このような状況を無くして、みんな理解しあえて、悲惨な事件が減るのでは?という希望を持っているのですけど・・・
 
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「写真報告 大虐殺 カンボジアベトナム1979」 石川 文洋著 株式会社朝日ソノラマ