シュール・レアリズム

lジャクソン・ブラウンの「ate for the sky」のアルバム・ジャケットの絵ですが、
ルネ・マグリットの「光の帝国」という絵にインスパイアされて作られたそうです。
 
結構、マグリットは好きな画家ですが、中でも「光の帝国」はお気に入り作品です。
(本人も気に入っていたようで、同じモチーフで何枚か書いています)
 
ルネ・マグリット「光の帝国」
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マグリットといえば、あり得ないイメージを組み合わせて描くことが多いのですが、これも夜の前景に対して背景の空は昼間の青空という組み合わせです。
他のマグリットの作品は組み合わせのアイデア優先といった感じのなのですが、この作品は絵として違和感なくまとまっているのが良いです。
 
もっとも、シュール・レアリズムの中で一番好きな画家はマグリットではなく、マックス・エルンストなんです。
マグリットの絵は判り易く、頭で理解する感じなのですが、エルンストの絵は理解を超えていて魂に訴えてくる感じがします。
 
マックス・エルンスト「雨後のヨーロッパⅡ」
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やっぱり、エルンストは天才だ・・・歯が立たないな。