朝ドラ「舞いあがれ」のラスト

先週NHKの朝ドラ「舞いあがれ」が最終回を迎えました。
3人の脚本家が分担して書いたそうで、ストーリーの連続性とか主人公のキャラ変とかが話題になりました。
個人的には、前作の「ちむどんどん」もそうでしたが、当初の子供時代が素晴らしかったのに、大人になったら普通の演出になってしまった気がします。
もちろん最近の子役の演技が凄いという事もありますが、どうも番組開始は視る人の興味をひくため力を入れて演出していたのですが、そのうちマンネリ化して手抜きになったのではないか?と思っています。
次の「らんまん」も現在放送中の子供時代は素晴らしい出来なのですが・・・はたして、今後はどうなるか心配です。

 

特に、今回の「舞いあがれ」のラストは、とってつけたような形で酷く感じました。
最後にちゃんと主人公の舞が操縦士となったという事で評価する声もあるようですが・・・途中からパイロットを目指す話ではなかったのか?という指摘が多かったので、強引に操縦士にしてしまったようにしか感じられません。

 

「かささぎ」は誰でも乗れる空飛ぶ車というという話でしたが、多くの人が指摘しているようにとてもそうは見えません。
最初からタイトルバックの映像に登場する機体が「かささぎ」を表していたのか、という声もありますが・・・こちらも後付けで強引にタイトルバックの機体にデザインを近づけてしまったのではないでしょうか?
あれほど「なにわバードマン」のエピソードで細かくスワン号の重量配分等の設計について描いたのに、同じ刈谷先輩が設計に携わったとは思えません。

 

ヘリコプターやオスプレイ等から考慮すると、とても3人乗せて垂直離陸できそうもありません。
特に大きな主翼がある点・・・主翼の先端にプロペラがあるので強度が必要な構造だからそれ自体がかなりの重量になるし、前方に一定スピード以上で進んでいれば揚力が得られますが、垂直離陸だと大きな主翼は空気抵抗にしかなりません。
また航続距離がどのくらいか分かりませんが、離島間を結ぶとなると、それなりの大容量のバッテリーが必要です。
(もちろん、ヘリポートのような離着陸場所や充電ステーションの設置も必要です)

 

初フライトは舞ちゃんですが、その後の運航するときは誰が操縦するのでしょうか?

(もちろんパイロットの資格は必要でしょう)

運航計画はどうなっているのでしょうか?
こちらも航空学校のエピソードで、気象情報の重要性や迷子にならないポイントの確認などを描いていたのに、活かされていません。

 

IWAKURAや「こんねくと」のエピソードで事業計画や黒字化についても、あれほど取り上げていたのに活かされていません。
2人の乗客でどれだけの料金なのか?操縦士や整備士等の人件費は?・・・悠人兄ちゃんが、よくOKを出したな?と思ってしまします。
どう考えても、ヘリコプターや船に太刀打ちできそうもありません。
(めぐみ丸で先に行くと言っていたので、スピードもそんなに出そうもありません)

また、数台のかささぎに部品を提供したところで、東大阪の町工場の経営が上向くとも思えません。
(そういえば「こんねくと」もアルバイトを入れたりしていたのですが、その後順調なのでしょうか?)

 

留美ちゃんがフライトナースになった事や悠人兄ちゃんと結婚して長崎に住んでいる事も、活かされていません。
というか、五島の現地に行かず、わざわざ東大阪まで来て初フライトの中継を見るなんて変に思えます。
そういえば、貴司君のパリ行きも、活かされていませんね。

最終回までの穴埋めエピソードだとしたら、もっと他に描くべき事があったような。
もちろん、伏線は回収しなくても良いし、現実ではほとんど回収されませんから、それでも良いですけど・・・それまでのエピソードを無視している脚本が行き当たりばったりに感じます。

 

その点、「らんまん」は実在の人をモデルにしているので、ある程度ストーリーに統一性があると思われます。