ガダルカナル島敗北の要因

昨日は、日曜日の「ビートたけしのTVタックル」で、韓国における日本製品ボイコット運動などは、放っておけば良いという意見があった事について書きました。
文大統領は、韓国民の間で北朝鮮との統一の機運を高めようという意図で、日本に対して理不尽な行動を起こしていると思うので、私も放っておいた方が良いと考えています。

今日もテレビ番組の話題です。
日曜日のNHKスペシャルは「激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官」という事で、無謀な突撃作戦を行って玉砕した一木支隊の責任を負わされた指揮官一木清直大佐について、取り上げていました。
で、どうやら大敗北の原因は、日本陸軍と海軍の思惑の違いによる連携の悪さ、という事らしい。

そもそも、自軍の優秀さに自信を持っていて、米軍を見くびっていたという、海軍・陸軍に限らず、日本の軍隊全体の欠点があるように思います。
もちろん、敗北の責任を一指揮官に押し付けて、戦略上の誤りを分析しないというのも、大きな欠点でしょう。

番組では、米軍との物量の差も敗北の要因のように語っていましたが・・・マッカーサー回顧録などを読むと、けっして米軍に豊富な物資があったわけではありません。
むしろ、多くの物資がヨーロッパ戦線に送られて、物資は欠乏していたようです。

そこで、マッカーサーがとった戦法が、戦力を集中して日本軍の後方の拠点を叩くというやりかたです。
日本軍は、小さな島にいたるまで守備隊を展開していたので、後方の拠点を失って、補給が絶たれると自滅していくしかなかったのです。

番組でも、日本海軍が戦艦を叩くだけで補給船を見逃したという事を紹介していましたが・・・この補給線の大事さに対する認識の違いが、敗北につながり・・・米軍は物量が豊富という誤解を生んだのでしょう。
つまり、日本軍は、物量に負けたのではなく、戦術で負けたのです。
そして、ガダルカナル島は餓島と言われるように、大量の日本兵の餓死者を出し・・・大切な兵力も無駄にしてしまったのです。