金栗足袋

昨日は、茗荷谷周辺の商店街に金栗四三青春の地と書かれたペナントが吊り下げられている事を書きました。
調べてみたら、現在の教育の森公園の地は、金栗四三が通った東京高等師範学校があったそうです。

ところで、このペナントを良く見たら「金栗足袋(ハリマヤ足袋)発祥の地」とも書かれていました。
大河ドラマ「いだてん」にも描かれていますが、金栗四三がマラソンを走り易いように、東京高等師範学校の近くにあったハリマヤ足袋店の黒坂辛作と共同で改良した足袋が金栗足袋です。

金栗四三ストックホルム・オリンピックで走った時に、未舗装で土が露出していた日本の道路と違い、石畳の道路だったため、厚布で底を補強した足袋では役に立たなかったので、ゴム製の底を付けるようにしたそうです。
この金栗足袋は、わが国のマラソ・ランナーのほとんどが履くような大ヒットとなり、朝鮮出身の孫基禎がこの足袋を履いて、ベルリン・オリンピックで金メダルを獲得するまでになりました。

戦後になると、黒坂辛作は、さらにマラソンに合う様に、足袋とは決別し「カナグリ・シューズ」というマラソンシューズを開発しました。
そして、ハリマヤ足袋店はハリマヤ運動用品となり、ハリマヤ・シューズも海外のスポーツ・シューズと対抗する国産メーカーにまで成長したのですが・・・バブルの崩壊で廃業してしまったそうです。

さて、このハリマヤ足袋店がどこにあったのか?と、調べたら・・・不忍通りと春日通りの交差点のすぐそば・・・この立地条件の良さから、足袋店としてもかなり繁盛していたみたいです。
ちなみに、黒坂辛作は、姫路から上京して足袋店を開いたから、ハリマヤ足袋という店名にしたそうですが・・・この場所を選んだというのは、先見の明があったように思います。

ちなみに、ドラマでは黒坂辛作ピエール瀧さんが演じていて・・・いかにも昔風な頑固な職人気質といった感じなのですが・・・こうしてみると、進取の気質があったような感じがします。