労働力不足対策は大丈夫?

昨日は、かつて安倍政権が財政再建の目玉として進めた原発輸出がとん挫していた事について書きました。
福島の事故以来、各国の規制が強化されたため、安全装置などで建設費が高騰していた反面、再生可能エネルギーは、大量生産の結果、急速に建設費が下がっているので、太刀打ちできないようです。

今日のテレ朝の「ビートたけしのTVタックル」は労働不足問題で、政府が進める外国人労働者やAIにより、日本がどう変わるか?に、ついてでした。
こちらも、議論を尽くさないで反対意見を押し切った政策なので、原発輸出の二の舞にならないか?懸念してしまいます。

以前も書きましたが、外国人労働者が増えるという事は、異なった宗教の人が増える事であり・・・モスクや教会を増やさなければならないし・・・例えば、亡くなった時、イスラム教徒は土葬だし、キリスト教徒も基本は土葬なのですが・・・日本では、土葬が出来る墓地は、ほとんどありません。
もちろん、新しく墓地を作るとしても、土葬は広い場所が必要なため、土地の問題もあるし・・・近隣住民の理解も、得るのが大変な事が想像できます。

他にも、医療とか、食料品、子弟の教育なども問題になりそうですが・・・どうも、政府は外国人労働者も人間という認識が乏しいような気がします。

一方、AIについては、急速に浸透する事が想像できます。
もちろん、AIによって新しい仕事が生まれる事もあると思いますが・・・仕事によっては、AIに取って代わられるものもあるでしょう。

ちなみに、番組での議論を聴いていると、AIに関する認識が甘いような気がしました。
未だ、従来の機械学習のように、人間が様々なケースを教えてやらなければいけないと思っているみたいですが・・・ディープ・ラーニングでは、AIが自主的に学習するようになります。

例えば、囲碁でAIが人間に勝ったのは・・・大量な過去の対局のデータ使ったからではなく・・・AIが自身で様々な対戦をシミュレーションして、人間が過去に見た事がないような戦法を編み出したからなのです。
つまり、今後は、人間が見落としていたような仕事のやり方をAIが見つけ出すなんて事もありそうですね。
こうなると、労働力不足どころか、仕事を奪われた労働者の対策も考えなければいけなさそうです。