日本刀って好き?

今日のNHK日曜美術館は「刀って美しい」というタイトルでした。
今まで、日本刀なんて興味が無かったのに、思わず見入ってしまいました。

そういえば、以前、永青文庫に行った時に、日本刀の展示を行っていたのですが・・・入口の外にまで、ずらっと刀剣女子が行列を作っていて、驚いた事があります。
彼女たちが、日本刀を見る目がギラギラしているように感じて、ちょっと引いてしまった記憶があります。

番組司会の小野正嗣,さんが、これまで日本刀は武器だと言うイメージがあって、美術品として観ていななかったと語っていましたが・・・刀剣女子は、もちろん武器として観ていないし・・・美術品というよりも、アイドルとかキャラクターを観ているような感じがします。

そういえば、番組ゲストの佐野美術館館長渡邉妙子さんの、日本刀に対する思い入れぶりも凄くて、ちょっとビックリでした。
でも、持った時に感じるバイブレーションとか言うのは・・・いつも私がヴィンテージギターについて語っている事とほとんど同じでした。
やはり、職人が心を込めて作ったものは、人の心を打つのでしょう。

番組では、刀は人を殺す武器というよりも、身を守る道具として大切にされてきたと語っていたとおり・・・人が命をかける道具だから、一流品は手を抜かない作りになるのだと思います。

という事で、日本刀の素晴らしさは理解できたのですが・・・やはり、私には人の命を奪う武器であるという意識が拭えません。
そんな訳で、やっぱり、人の心を和ませる音楽を奏でる、ヴィンテージ・ギターの方が、私には向いているような気がします。